むかしのインタビューHARRYが、映画 『“BLOW THE NIGHT ! " 夜をぶっとばせ』に出演したことを、ネガティブに捉えていた様子の発言があった。
「タヌキおやじに騙された」でしたっけ?
僕はこの映画をかなり好きだったので、とある機会に、あの発言の真意についてHARRYに伺ったことがあった。
でもHARRYは、そんなことを言ったっけ? と記憶にないご様子で、あの映画は悪くないというようなことをおっしゃっていて、僕はちょっとほっとしたのを覚えています。
ほっとしたってのは、デビューを控えたスライダーズが、無理やりやりたくもない仕事をやらされた、という事実がなかった、という意味でです。
ちなみにあの映画のライブハウスのシーンはもともと、横浜銀蝿系の不良ロカビリーバンドを起用する予定だったとのこと。中学校の教室で、ラジカセでDowntown Sallyをかけてツイストを踊るシーンがありますが、その辺も名残りでしょうか。
バンドを探していた時に、エピックソニーから、スライダーズを使ってくれたら1000万円出すと言われて、監督が大喜びで採用したという流れ。
映画の完成度としては、ところどころに違和感、粗削り感あるし、どうなのかなって思うけど、かっちょいいスライダーズが出演して、曲があちこちで使われてるのは、不思議な浮遊感を与えていて良いと思います。
この映画については、すらいだーず神社1000回参りの間に、また書かせていただきます☆
HARRYが元気に戻ってくる日を心待ちにしつつ。
1982