今日、ラーメン屋の帰りに通った並木道の木の枝に、袋がぶら下がってるのを見た。
梨栽培を一瞬連想したが、糸が付いていたので、ガスの抜けた風船だということに気が付いた。
糸は枝に絡まっていた。
結構高い位置だし、撤去するの大変だなーと思いつつ、いろいろ考えた。
なんでそもそも、風船というのはしぼむんだろうか?
幼い頃、お祭りで買ってもらった風船が、翌朝しぼんでいて悲しかったのを思い出した。
これだけ素材の技術が発達してるんだから、しぼまない風船、いつまでも浮かんでる風船とか、できそうなもんだけどな。
糸の切れた風船が、世界中を回ったりしてな。
・・・。
いや、待てよ?
そもそも風船の糸って、切れるのか?
タコの糸が切れることはある。
マリオネットの糸も劣化して切れたりする。
アドバルーンのロープは切れることがある。
風船というのは、寿命(というか)も短いし、糸にそんなに負荷がかかるもんでもない。
なんでHARRYは「糸の切れた風船」という言葉を選んだんだろう?
凧の場合は、風を読み、糸に負担がかからないように、長さのコントロールをしたりして、糸が切れないように自分で調整する。
つまり、切れたら下手くそ。自分の責任だ。
「糸の切れた風船」から感じることは、不可抗力だ。
自分に原因はなく、相手(風船)にも原因はない。
そんなことなのかなと、ちょっと思った。