今日、会社で仕事をしていたところ、ものすごーく久しぶりの同僚女子が顔を出してくれた。
フリーアドレスになって初めてフロアに来た様子だったので、最後に会ったのはコロナ前だ。彼女と話した最後の記憶は、三浦春馬さんが亡くなったときだった。悔し泣きしてた。
彼女は僕と同じ部署なのだが、ちょっと特殊なポジションで、制作の傍ら、主にCMに出演するタレントのお世話とか、話し相手とかをする役割だ。
タレントからの受けがよく、タレント事務所の人たちからの信頼も厚いらしい。
俺は現場に行くことはないので、彼女がどのようなスキルを持っているのかは知らないんだけど、電話の様子や、周囲のスタッフとのやり取りが耳にはいってくるので、肌で感じます。
んで、その久しぶりに会った彼女なのだが、平たく言えば激ふくよかになっていたというか。
以前はダンス系の筋肉のついた感じの、標準体型だった。
もちろん僕は、驚きを顔に出すことも、ましてや余計な事をいうこともなく、ただ久しぶりに会っただけの同僚という感じで、懐かしそうな顔くらいしかしなかった。
彼女も別に、自身の変化について口にすることはなかった。ただちょっと、以前よりも愛想が良かったようには思ったし、こっちの反応を探るようなところもあったような気がする。
何も言わなくて正解だったと思うんだけど、実際のところはわからない。彼女の容姿に関心が無いように思われたかもしれないし。
関心が無いわけではないよ。仲間だし。ただ、久しぶりに会って、嫌な気持ちにはさせたくなかった。
女性らしくなったな! 俺の好みに近づいたぞ! とか…。
いや、そんなこと俺に言われてもおかしいだろうしな。
いくら考えても、やはり気が付かないふりをすることが、最善。
…で、合ってます?