音楽を聴かなくなって、どれくらいになるかなあ。(なんか定期的に同じようなことを書いている気がしますけど)
リハビリのつもりでダウンロード購入してみたり、レコードプレーヤーと昔持ってたLP買ってみたりしけど、やっぱりもう、音楽を聴いても、何にも楽しくないよ。
友達のライブとかに出かけてって聴くのは好きなんだけど、CDとか、音源ってのをプライベートで聴くのは、ものすごく苦痛。
せいぜい、今聴きたい一曲をいま聴きたい! って思って、YouTubeで探すくらいかな。昔のやつ。
いつも音楽のある生活をしている、なんて人も世の中にはいっぱいいますよね。それが自分の生き方、スタイルだと。これって本気で言ってるんですかね。すごいよなあ。
音楽って、個人的なものとか、チームで作ったその人たちのものだったりすると思うんだけど、ここに自分の全魂を共感させ、裸で受け入れる準備があって、言えることだよね。
僕に昨日、スマホ用のスピーカーをプレゼントしてくれるって人がいた。インタラクティブコンテンツ系の会社の社長さんで、会う人会う人にプレゼントして、貰った人の喜びの笑顔が、彼のFBに並ぶ。
僕はそれを見るたび、音楽を楽しむことができなくなった壊れた自分を苦々しく思い出す。みんな、音楽聴いてるんだな。すごいな。
ある日突然、小麦アレルギーが発生した人みたいに感じてる。
自分のことを。
スマホに音楽プレーヤーすら入っていないんだけど、ひょっとしてそんなの俺だけなんかな。
僕はその方に会ったら、きっと僕にもくれるといって下さるのだろうなと思っていた。そして、どうやってお断りしたらいいか、考えていた。
いよいよその日が来た。
僕は嬉しそうに差し出してくださった社長さんに、申し訳ありません、要りませんと言った。
「えっ? そんなことを言われたのは初めてだ!」と、面白くない様子で、僕は慌てて、家が狭いから不要なものを増やしたくないとか、わけのわからん言い訳(本心ではあるのだけど)をし、結局それから一日、ギクシャクしてしまった。
その後、帰りしな、なんか申し訳ないし、これも何かの啓示?かもしれないなと考え、「やっぱりいただけますか」と言ったんだけど、すっかりご立腹で、「意味が分からない!」と一蹴されてしまいました。
ほんとに申し訳なかったです。
こういうの、コミュ症っていうんだろうね。
好きなアーティストのアルバムとか、ジャケットひとつにも、宣伝コピーひとつにも、夢中になっていた時代があったんだけどな。