僕はサラリーマンの街、新橋で20年以上ハタライております。
しかし、当初バイク通勤だったことやら、家に帰るのに新橋駅周辺の飲み屋街を通らないということもあり、『呑んで帰る』という習慣がありませんでした。
道交法バイク駐禁が始まり、地下鉄やらチャリやら、たまに徒歩で帰ることもあるんだけど、やはり酒を飲んで帰るということがほとんどない状態です。
そんな中、唯一のオアシスと呼べるのが、自宅の近所のカラオケスナック。
深夜残業の日の帰りに、月に1~2回立ち寄ります。
そもそもカラオケは、2年に1回くらい親戚や友だちとカラオケBOXに行くくらいしかやらなかった僕が、カラオケスナックです! ハードル高い! って自分でも思うんだけど、近所の友だちの紹介で行って、ハマりました。部活みたい。
知らない人の歌うカラオケを聴くのが、新鮮で、楽しくて仕方ないのです。
ひとそれぞれの声、歌い方、楽曲のとらえ方、思い入れ、そんなものが伝わってきます。
昨夜も深夜まで仕事で、帰りに顔を出しました。
いつも入るとき、ドキドキします。ママさんと二人きりでも全然問題はないのですけど、先客がグループで盛り上がってると、水を差してしまいそうで。
昨夜は30代くらいの男性が3人。
僕が入ると、ママの指示でそのうちの1人が僕と相席。もともとその方も、他の2人とは面識ないということでした。
その後、2人組の男性客の友人の女性客、別の2人組男性客、フリーの女性客1名って感じで、いい感じでにぎわいました。
フリーの女性客はママの指示で僕の隣りに座りました。BOX席が3つあり、他の2つはそれぞれ、グループだったためです。
夕方6時から飲み歩いていたという女性。40代前半かな。
けっこう出来上がっていて、絡んできたかと思うと寄っかかってきたり、ママが僕に、申し訳ない~と拝んできました(笑)
そのうちソファで横になり、軽く寝息を立てはじめました。
ひじ掛けを枕にした彼女。脚は僕の方に向けられ、スカートの裾が捲れています。
目のやり場に困るので、とりあえずスカートの裾を両手でつかんで、下まで引っ張りおろしてあげました。痴漢行為に及ぶと勘違いした、向かいの男性客が、マイク越しに「ダメッ!!」って叫んだ(笑)
そんな様子を見ていた、反対側のBOXのカップルの女性の方から、僕と一緒にデュエットがしたいとお声がかかる☆
ご遠慮したのですが、曲を入れられてしまい、人生初『三年目の浮気』デュエットやってまいりました。
知らない女性と並んでデュエットする日が来るとは。
とっても喜んでくれました。
次はその彼女の連れの男性のリクエストで、またしても『銀座の恋の物語』デュエット。お前が歌えよ~と思いつつ、空気を読んで引き受けましたが、やっぱり不慣れでぎこちない僕。
よくドラマなんかでやるみたいに、相手の顔を見つめたり、手を取り合ったり、一緒に肩を揺らしたり、できなきゃならんな。正しいサラリーマンのタシナミとしてな。
うーむ。
深夜3時くらいまで遊ばせてもらいました。
このお店、JINROの水割り、お茶割り、烏龍茶割りなどが飲み放題で、小料理が一品サービスで、カラオケチャージなしで、1000円/hという、港区とは思えない安い店です。
あんまりはやり過ぎるとママの過労が心配なので、お店の名前はここでは伏せておきますが、ご興味のある方は個人的に教えます。
白金高輪駅徒歩2分くらいです。
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デュエット
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