1万円の価値を考えてみる。
1万円でできること。それをして自分がうれしいこと。
1万円を使ってひとりで1日楽しむなら何をするかということ。
1万円で誰かにサプライズを届けるなら、何がいいかということ。
1万円の予算で家族を食事に連れていくならどこがいいかということ。
1万円で自分の好きなものを買っていいなら、何を買うかということ。
1万円分の何を買って帰ったら家族全員が幸せになるかなと考えること。
1万円を家族で囲み、使い道を考えて話しあうとかもいいなとかいうこと。
1万円を防災用品に使うなら何を買うかと考えること。
1万円を家のリペアにかけるなら、どこをどうするかと考えること。
2011～2013年頃のことですが、オンラインのカジノゲームにハマっていた時期がありました。
スロットマシン、ルーレット、ミニバカラ、そして一番好きなのはブラックジャック。
メイン：c＄17,207,254
サブ1：c＄28,432,935
サブ2：c＄21,039,179
サブ3：c＄11,658,990
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各IDそれぞれ、1000万カジノドルを超え、相当な金持ちになりました。
あ、アメーバピグの中では、です。
相手はただのゲームプログラムですけど、場の流れ、システム全体の流れ、勝負所、潮時、そんなものを考えながら、バーチャルカジノを楽しんでいました。
また、手持ちの額が増えるにつれ、負けとはほとんど無縁になっていきました。金持ちはへんに熱くならないし、勝率が高くなる。これはビギナーとまざってプレイしている中で感じました。
しかし、換金できるわけではなく、ピグカジノに用意された景品が買えるだけなんですけど、欲しい景品が何もなくなってしまい、やらなくなってしまいました。
３年ほど前、大王製紙事件というものがありました。当時46歳だった、創業家出身の経営者がカジノに夢中になり、2年間で子会社から100億円以上を不正に引き出して使っていたというものです。
2009年
夏 数百万円借り入れ
2010年
5月 5億5000万円借り入れ
6月 9億5000万円借り入れ
11月 5億5000万円借り入れ
2011年
1月 11億円借り入れ
2月 10億円借り入れ
3月 5億円借り入れ
4月 6億5000万円借り入れ・21億円返済
6月 10億3000万円借り入れ・8億4300万円返済
7月 22億5000万円借り入れ・12億5700万円返済
8月 11億円借り入れ
9月 10億5000万円借り入れ
もし僕が彼の立場だったとして、同じようにはならないと言いきれないなと思ったりもします。
最初は彼も、（スケールは違いますが）身の丈に合った借り入れで遊んでいたわけで、そこからどっぷり、ギャンブルの魔力にやられてしまったということなのでしょう。
こいつ、馬鹿だなあと思います。あたりまえですけど。
最初に100億の金が動かせることを認識していたなら、リスクを取らない方法があるだろ、と。
でもまあ、自分が何者で、何をしていいのか、何をしてはいけないのかを、想定することができなかったんでしょうね。だから、だらだら負け続ける。
きっと勝った時もあったでしょう。
そのときに1万円で、10万円で、100万円で、1000万円で、1億円でなにができるかというビジョン、そしてもうひとつ、自分がその額を稼ぐ場合、どれくらいの時間と労力が必要かという金銭感覚を持っていたなら、泥なし沼に入らずに済んだと思います。あ、底なし沼。
周囲に金銭感覚のマヒしたギャンブラーがいたら教えてあげてください。
1万円を有効に使ってくれそうな男がいるよと。
10万円、100万円、1000万円でもいいよと。
1億は・・・うーむ。どうなんだろう。
医療保険に入って全額払い済みにして、都心のいいところに３DKマンション買って、先々までのマンションの管理費と税金をを別枠にしてとっておいて、HARRYにシンラインを1本造って・・・あ、1億終わった（笑）
10億なら残り9億。5億で10年国債（利子が年400万円）買って、クルマと維持費に1億円（何買お？）、あとの3億円で等身大ゴッグ公園を作ろうかな！←破たん
やっぱ、こうしてどんぶり勘定になっていくのが人間だねー。
身の程を知ることは大事だ。ケーススタディーだ。←
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1万円の男
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