Quantcast
Channel: スライダーズおやじ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2804

俺の右手は今夜もとても忙しいのさ

$
0
0

ギターのストロークである。

 

・・・ちゃうか? まあえい。

 

スライダーズは、まあいろんな伝説があって、

インタビューなんかでも面白いエピソードがたくさんでいてきたりもするんだけど。

 

鵜呑みにしてはいけない。

気分によって、言うことが変わるのだ。

 

前にちょっと書いた、映画「夜をぶっとばせ」もそうだけど、メンバーは・・・と言うかHARRYが特に、気分で適当なことを言う。

 

そんなものが雑誌の記事になったりすると、

 

「え? 話ちげえ・・・」

「新約・・・ってやつ」

 

と、ファン(信者)は自分の中の経典を書き換えたり、忙しいのです。

 

もっとも、HARRYの発言として認知されているものが、実は「HARRYが乗り気じゃなく、喋らないい日」に、インタビュアーさんが、

 

「・・・ですか?」

「はあ」

 

「・・・って感じられたわけですね」

「・・・まあ」

 

ってな感じで、

結局、原稿用紙のマス目を埋めなきゃならんインタビュアー兼ライターさんによる、不幸な創作だったりもするわけで、誰が悪いわけでもないっていうか。

まあ、そんな状況もファンはちゃんとわかってなきゃならんというか。

 

何が本当かなんて、受け手である自分の判断に委ねられるわけです。

 

そんな中で、僕には一つ、気になってることがあったんだけど。

それはスライダーズ結成時の経緯。

 

旧ストリートスライダーズのギターとドラムが抜けるって時に、JAMESが見つけてきた蘭丸とZUZUのバンドのライブにHARRYを連れて行き、引き合わせて、強引なHARRYにうろたえる蘭丸を、HARRYが口説き落とすっていうエピソード。

 

これは一応、ファンの間では定説となってるかと思います。

 

でも、なんかの雑誌に、蘭丸が当時バイトしていたロック喫茶に、HARRYとJAMESが来ると、ストーンズのGET YER YA-YA'S OUTをかけて自分の趣向をにおわせて、スライダーズに誘ってもらえるようにアピールしてたっていう、蘭丸本人のコメントがあったんだよな。

 

 

知れば知るほど・・・じゃないが、

読めば読むほど? 調べれば調べるほど、

肩透かしを食らわせてくるバンド。

 

誰か、スライダーズのインタビューの全矛盾を論文にまとめたらいいぞ。

出版してくれたら1冊買わせていただきます。

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2804

Trending Articles