DVをした日の記憶（２）

１の続き

無事、高校卒業直前に彼女ができました。

きっかけは、僕の中学時代からの親友たち（新潟マブダチ連合）と、どういう理由でか、彼女とその友達と一緒にボウリングに行くことになったからでした。転校生同士みたいな感じで、気になってはいた。

なんだろうなあ。今でも経緯が思い出せない。
その子も、同級生と距離を置く感じだったから親近感があったのかも。んで、俺の仲間たちはもう高校卒業または中退したやつばっかだったし、女の子とあそびにいきてえとか、俺が頼まれたのかも。

車は2台出したと思う。
仲間の加藤のシビック？と、俺の母のアコード。3対3だったかなあ。
新野がいたかなあ。マツもいたかなあ。４：４だったかも。

加藤がいたことは間違いない。
俺は日本で運転免許を取り直したせいで若葉マークだったんだけど、なんかその子に、ごうさんは若葉マークのくせにみたいなことを言われて、「加藤だってそうらぜ！」と、加藤のタバコがわかばだったのをネタにしたのを覚えてる。

まあともかく、ボウリング行って、帰りは当時まだあった新潟の路面電車の、白山駅に車で送ったんだ。
んで、家に帰って、彼女が傘を車に忘れてったことに気がついた。

その傘を見ていて、たまらなく彼女に会いたくなって、これがきっかけだったんかな。
好きになってた。ものすごく。彼女のこと考えるだけで死ぬほど苦しかった。

学校で彼女に会って、傘を返したいからまた会おうって言ったんだっけかな。
んで、その翌々日くらいに、学校の帰りにおれんちにくることになって、情けないおれの、人生最初で最後の「告白」というものをした。

無事その告白は通って、付き合い始めた。