ずっと欲しかった89式小銃固定銃床式。中古ですが、ようやくに手に入れました!!
しかし、僕の所有するM4A1カービン(M4A1 R.I.S.から改造)やステアーAUGで使用するミニSバッテリーは使えず、89式用の細長いAKタイプというバッテリー複数&充電器を買い増ししなければなりません。
出費はもちろんですが、何より不便! 共通だったらスペアも共用できるわけです。それに、バッテリーは使わないと傷む消耗品です。
改造を推奨するわけではありませんが、僕と同じような境遇にある人がもしいたら、ちょっとは参考になるかな? と思い、紹介しようと思います。ただ、お約束ですが、改造は自己責任でお願いします。メカボックスを開けただけで、メーカー保証は受けられなくなりますし、仮にうまく動かなくなった場合も、僕は何もアドバイスができない素人です。バラしながら撮ったこの写真も、元に戻すときの手順がわからなくなって泣かないためのものですので・・・。
※この改造は銃刀法に抵触するものではありません、念のため。
ハンドガードを開けたところです。かわいい20Aのヒューズ(黄色いヤツね)がついていました。これはノーマルなのかな? M4は15Aの管ヒューズですが。
ミニSで動作の確認をしました。ご覧のように、バッテリーは収まりません。
ただ、もう一つのやり方としては、ハンドガードにレールをつけて、M4A1 R.I.S.に付いてきたバッテリーボックスなんかをとりつけるという方法もありますね。ただ、僕の場合は外付けバッテリーボックスが嫌で、かっこよくて便利なR.I.S.(レイル・インターフェイス・システム)を捨て、プラのハンドガードにデチューンしたくらいです。その選択はありません。
さて、分解に入っていきます。アッパーはプラス小ねじ3種類×2本とピン1本で外せます。
ネジは卵パックみたいなもので、位置ごとにメモ&小分けしておくと便利です。僕はやりませんが(^^;
ストックの分解です。プラス大です。
これを外すと、ストックについてる、ストラップリングも外れます。太ねじまわりはバネなど、部品の点数が多いので、分解しないように気をつけると後が楽。バラバラになった場合はちゃんと覚えておきましょう。
ストックの奥深くに、プラスのネジがあり、ストックはこれ一本でとまっています。長いボルトネジです。
セレクターは小さいトルクスという星型ドライバーの小さいヤツで外します。近所の100均やコンビニやドンキで手に入るというものではないので、作業前に買っておきましょう。
分解開始時のセレクター(ア・タ・レ・3)のポジションですが、別に気にしなくても大丈夫です。
ストックはプラスドライバーで開けます。多分、設計上、このネジを一本外せば、ヒンジで開きそうな感じですが・・・
固くてマイナスマイクロドライバーでこじると蓋の周りに傷がつきそうだったので、ヒンジ側(六角レンチ)のネジも抜きました。
ストックインナーはプラスネジ一本です。
後方に引き抜きます。
メカボックスのステーはビス2本。前方は精密プラスですが、後方はトルクスでした。
モーターです。端子はソケット式なので、指で引っ張ると外れます。プラス側は赤の印がついているので、安心です。
ここで注意すべき点がひとつ。モーターのおケツに金属の丸いプレートがついています。接着もツメもなく、単に乗っかってるというか、挟んであるだけなので、落としたりなくしたりしないようにします。
モノは『朝日が混同』の混のあたりにあります。
この四本のビスで、グリップが外れます。
ロアレシーバーからメカボックスを引き抜きます。その際、左右のギアの前側がこぼれ落ちるので、左右を覚えておいてください。
セレクターレバーの受けのギアです。ばらした時のポジションになっていますが、これは位置を覚えておく必要はありません。
組む時は両面ともこの位置にします。ギアの盤面をよーく見ると、合わせ位置が一本のキズで示されています。
憎き(?)前方出しのバッテリーコードです。カバーはプラスネジ一本です。このカバーとねじは捨ててしまってもかまいません。
後方ギアはネジでサンドイッチのパンみたいにメカボックスを挟んで留めてありますので、片側を外します。
3か所のビスを外して、パカッと開けます。
しかしその前に、心の準備をしてください。迷いはないですか? 容易に引き返せるのはここまでです。メカボックスを開けて、やっぱりやめておけばよかった・・・となったときには、後の祭りかもしれませんよ。
シリンダーを押さえてください。下手するとバネが吹っ飛びます。
慎重にシリンダーを外します。いよいよ敵の本丸が見えました。この、右側に出ている赤と黒のコードを、後ろからだしてやりたいのです。
引き金を外します。バネが吹っ飛ばないように注意!!
コードに手が届きました。
スイッチユニットボックスはネジ三本です。
プラスとマイナスをひと束にまとめている、熱収縮チューブを脱がせます。
これを。
こうです。ハンダゴテです。
これを、
こうします。マイナスのケーブルはバッテリーから直です。写真にはありませんが、左側のコードと同じ溝を使用して、後方からモーターまで持ってきます。
動作確認。
ボックスを戻して、ギアの傷マークを合わせます。
穴あけ。ドリル刃は6mmにしました。
以下のブログを参考にしました。感謝です!!
89式小銃 ストックバッテリーへの改造
http://www.interq.or.jp/tokyo/akishino/factory/ponkotu-inpure/89shiki/89shiki%20stockcord/89shiki%20stockcord.htm
説明省略。
邪魔なものをブチ外します。ニッパーで軽く切って、ぐにっと曲げてもぎ取りました。
キャンドゥ(100均)で買った粗くてデカイ棒やすりが、初めて活躍しました。
この切り口は参考になると思います。
全てを元に戻して、完成です。
銃床ラバーをくるっと回転させると、バッテリーの交換ができます。
おつかれさまでした。
最後に、大事な事なのでもう一度書きます!
自己責任です。質問には基本的にお答えできません(お答えできるだけのスキルがないのです)。問題が起こったら、自力で解決して下さいね。
でも、『こんな問題が起こったので、このように解決した!』という情報提供は歓迎です(^^)
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マルイ89式小銃のミニSバッテリー化
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