敷居が高いってのは、格式が高すぎてーとか、不義理などがあって行きにくいお宅、みたいな感じで使われます。
でも実際の敷居ってのは玄関のことじゃなくて、廊下と部屋、部屋と部屋の境界のこれを指す。
敷居が高いとか、低いとかってのは、「その部屋に入りにくい(身分がそぐわない)」ってなるのが本当ではないかなと思ったりするんだけど、どうでしょうね?
身分ってのは、殿様と家臣みたいなものだったり、取締役側と下々とか、親戚の大人の席と子供連中だったりってもん。
「こっちにきてお酌しないのかい?」
「いえいえ、私めなどにそちらのお部屋は敷居が高うありまして」
みたいな感じ?
ところで今どきはなんで、玄関のことを敷居っていうんですかね?
不思議。
うちの敷居をまたぐな! なんてかたちでも使われますね。
でもこれ。そもそも、これからの家はオートロックやカメラつきインターホンとかのセキュリティーの関門があり、家主が許可を発行しなければ敷居をまたぐ・・どころか、敷居そのものが現れない(笑)
集合住宅の場合、さらにそれが何重にもなっていたりする。
敷居をまたぐな。
これから、これもこの国の死語になっていくんですかね。
そんなこと言うまでもなく、入ろうとする者に寄せ付ける隙を与えないわけですから。